ふらっと暦 弥生
2024年3月21日更新
三月のインタビュー
心臓が苦しくて、息ができなくて
何とかひとりで、
救急車を呼んだ。
急性大動脈解離による心停止。
九死に一生を得たけれど「何も
覚えていないです」と。
その日から五年経った。
この春、グループホームで
一人暮らしの一歩がはじまった。
就労移行支援事業にも参加して、
事を目指す。
これからのこと心配?
「わからないです」
先の見えない〈未来〉。それでも
確かなことは、チエさんにも
春は必ず来る。
二〇二四年三月
(「ふらっと暦」は、利用者の方々の毎日を写真と文章でふりかえる施設内広報誌で、題字は利用者の方の自筆です。表紙のみHPに掲載しています。)