ふらっと暦 如月
2026年2月9日更新
いつも「面白い女」でいたい。
倒れて十六年。最初は病院でも好き勝手なこと言っていた
けど、だんだん心と体が離れていって、気付いたらどんどんつまらない女になっていった。悲しくて、「こんなの私じゃない」って心の中で何度も言っていた。ふらっとにきても、最初は泣いてばかり。少しずつ笑えるようになって、離れていた心と体が、カチっと元通りにはまるのを感じたの。
あのまま逝っちゃったらよかったとは思わない。やることがあるから助かった。私にできることは何かなと考えたら、人を笑わせるバッグが出来た。
二本の腕と頭で創り出すデザインで挑戦し続けてきた。イラストで表現していた私は、今は自分自身をデザインしている。笑えるようになってこんな自分がいるんだって知った瞬間、泣くことも死ぬことも、全部馬鹿らしくなった。結局人が好き。自分と違うものだから。壁を持たずに何でも話したい。誰でも内側に何かあると信じている。表現する女こそ、「面白い女」なのだ。
可愛いと言われるより、かっこいいと言われるより、面白いと言われるのが最高の言葉。どうしたら面白い女であり続けられるのか、今も続行中。ポッドキャストで女子トークでもやろうかなー。(ふらっとメンバーN・Y)
二〇二六年二月
(「ふらっと暦」は、利用者の方々の毎日を写真と文章でふりかえる施設内広報誌で、題字は利用者の方の自筆です。表紙のみHPに掲載しています。)
























