ふらっと暦 卯月

2026年4月7日更新

初めてクリスタルボウルの音を聴いた時、とても気持ちがよかったので習い始めた。演奏するうちに、てんかん発作のレベルが下がったように感じた。自分の変化について知りたくて、脳波の検査室にクリスタルボウルの音を入れてもらったら、その時の波形がすごく綺麗だった。

もともとヒーリングとかは興味がなかったけど、実際自分の体に起こっているから否定しようもない。いわゆる楽器の演奏とは、自分の場合ちょっと違う。同じ影響が、他の病気や障害のある人たちにも起きるんじゃないかと思っていて、今はそれを調べてみたい。

先日は、初めてギターと一緒に演奏した。録音したものより、生の音で聴いてほしい。クリスタルボウルの音が響くと、空気中の水分が震える。体中の水も震えて血行が良くなり、リラックスできる。実際、演奏が終わった後トイレに行く人がすごく多い。人間の体の六〇パーセント以上が水分と思えば、脳にも体内にも(胎内にも)ある水がクリスタルボウルの音と共鳴して、良い効果をもたらすのじゃないか。病院の先生に手伝ってもらって、色々病気の人に試してみたい。

中一の時の脳炎がきっかけで、今までずっと〈てんかん〉と付き合ってきたからこそ、今、自分の体で実験ができる。そう考えると、障害を負ったことにも意味があると思える。病気になって孤独だったことも、子どもがずっとこんなで親に心配をかけてきたことも、無駄じゃないかもしれないって。何をやっても良くならないと思っている人の光になれたらいい。

二〇二六年四月
ふらっとメンバーA・Y

(「ふらっと暦」は、利用者の方々の毎日を写真と文章でふりかえる施設内広報誌で、題字は利用者の方の自筆です。表紙のみHPに掲載しています。)