高次脳機能障害を理解しよう – その1

2017年6月16日更新

一般的に高次脳機能障害といわれると、病気や事故などさまざまな原因で脳が損傷されたために、言語・思考・記億・行為・学習・注意などに障害が起きた状態とされますが、具体的にはどんなことなのか、わかりにくいのが現状です。

大脳の損傷を起こした後に、麻痺はなく見た目は以前と全く変わらないのに、うまくしゃべることができない、理解が悪い、集中力がなくボーッとしている、同じ間違いをいつもする、ちょっとしたことで怒ったりするなどといった様子がみられ、「うちのお父さん はどうしちゃったんだろう・・・なんだかさっぱりわからない」という言葉を聞くことがあります。

大脳の各部位は、それぞれが決まった役割をもっており、障害を受けた部位によって現れる症状はさまざまです。しかし、出血・梗塞・外傷などにより脳に障害を受けたとしても、範囲や量は人によってさまざまで、誰一人として同じ脳の損傷を受け、同じような障害が現れることはあり得ないといってもよいのです。

高次脳機能障害の人たちは、そうした脳の障害が複雑に絡み合い、その症状を私たちは見ていることになります。それは、さまざまな色のセロハンをバラバラに重ね合 わせたときに、その重なり合い方によって、大きさや色がさまざまに見えるように症状は異なります。

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どこに相談したらいいの?

高次脳機能障害は、事故、脳血管障害、低酸素脳症などの後遺症です。なかなか外見からはわかりにくく、まだ医療・福祉の支援も充分とは言えない 障害です。 ケアセンターふらっとでは、高次脳機能障害に関するどんな小さな悩み、不安でも、いつでもご連絡ください。ひとつひとつ一緒に、問題を解決していきます。 地域の関係機関とも充分連携を取る体制が可能です。

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